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ニュースリリース

平成15年12月1日
株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト

AQStage PF リモートエージェントサービスを新たに機能拡充し展開

〜FAオープン推進協議会の実証実験において導入〜

株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト(以下NTTネオメイト 大阪市中央区 代表取締役社長 西村憲一)およびNTTネオメイトグループ16社は、工作・製造・工事・保守に用いる様々な各種機械設備や機器の遠隔からの監視や管理を汎用的かつ経済的に行なうプラットフォームサービス(AQStage PF リモートエージェントサービス)をご提供しています。

この度、Linux, Windows , UNIX等扱えるOSやアプリケーションのプログラミング言語を汎用的に利用できるようにし、また画像情報の配信機能を拡充し、12月1日より益々充実したサービスとして展開する事としました。同時に、機能拡充したサービスはFAオープン推進協議会の「NWを活用したものづくり支援サービス専門委員会」(東京港区 柿崎隆夫委員長)の実証実験(平成15年11月〜平成16年3月)にも導入されますのでお知らせします。

NTTネオメイトグループは、機械工業界各社と積極的にアライアンスを進めながら、ものづくりに関わる産業界の国際競争力向上に貢献するとともに、あらゆる機器への適用も視野に入れたビジネス拡大を目指します。

1.各種機械設備や機器等の遠隔監視・管理の現状と将来動向

工作・製造・工事・保守に用いる各種機械設備や生活用途の機器の状態を監視・オペレーションする制御システムについては、従来より多様かつ個々の方式(図1参照)が採用されてきました。このためお客様が異なる機械をまとめてオペレーションする場合、機械毎にオペレーション用のソフトウェア・ハードウェアを用意する必要があり、構築・運用コストが高くなるという課題がありました。更に、古い機械ではネットワークに接続するポートがないため、機械の状態情報をオンライン接続できず、遠隔からの監視ができないという課題もありました。

他方、将来、海外拠点へ機器等を展開する時には、それらを国内から容易に遠隔でオペレーションできる仕組みが益々重要となり、機械工業界の国際競争力を向上する上でも、あらゆる機器等を汎用的かつ経済的にオペレーションできるプラットフォームが必要不可欠となります。

2.リモートエージェントサービスの特徴と機能拡充のポイント

2−1.リモートエージェントサービスの特徴

前述の課題や将来動向を踏まえ、NTT研究所では、FDML(Field Data Markup Language)という、メーカ毎に異なる機械情報を一元的に管理できる新たな管理形式、並びにFDML情報を機器等がある現地とオペレーションセンタ間で高速送受信できる技術を開発してきました。

NTTネオメイトは、このFDMLを採用しかつ機器等のオペレーションに必要な管理サーバやストレージ機器類、認証、警報転送等のアプリケーションソフトウエアをデータセンタに配置し、複数のお客様で共有化したプラットフォーム「AQStage PF リモートエージェントサービス」により、従来の1/2の構築・運用コストで機器等の遠隔監視が出来るサービスをご提供してきました。(図1参照)

また、このプラットフォームはNTTネオメイトが提供しているデータセンタサービス(AQStage DC)、ファイアウォール等のセキュリティサービス(AQStage MS)を組み合わせているため、信頼性の面でも安心してご利用いただくことができ、今後、グローバルに展開する機械設備や機器の遠隔からの監視を容易に行っていただくことも可能となります。

従来システムと本サービスを利用したシステムの比較
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2−2.機能拡充のポイント並びにお客様メリット

この度、お客様にサービスをより汎用的にご利用いただくために、また、よりリアルに機器等の状態を把握いただくために、

  1. お客様のオペレーションセンタで利用されるOS( Linux, Windows , UNIX等)やアプリケーションのプログラミング言語を汎用的に利用できるようにし、
    1. オペレーションの内容を決めていく段階での容易なカスタマイズ化の実現と経費節減、
    2. 複数のOSが存在してもお客様のオペレーション端末を統合することで、シンプルなセンタ構築が出来るようにした点
  2. 機器の故障時等に現地の状態を一秒間隔の高品質画像で撮影し、撮影時刻付きでかつプッシュ型でオペレーションセンタに配信出来るようにし、
    1. 遠隔地の機器等の状態を画像で把握できるようにした点、また、これらの情報を蓄積することで、
    2. 後日故障分析や、複数の運用関係者間での情報の共有化が出来るようにした点

を拡充し、12月1日よりサービスを開始します。

図2 機能拡充のポイントとFDMLの流れ
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2−3.FAオープン推進協議会をはじめ各社で導入

FAオープン推進協議会ではインターネットやブロードバンドネットワークを活用した機械設備や機器の監視・管理に関わる共通基盤技術とその製造支援サービスの確立に向けて検討が進められており、NTTネオメイトも積極的に検討に参加しています。

【実験参加者】
豊田工機株式会社、財団法人機械振興協会、オムロン株式会社、東洋エンジニアリング株式会社、清水建設株式会社、NTTネオメイト 他委員会メンバ

この度、NTTネオメイトの提供する本リモートエージェントサービスのプラットフォームが、FAオープン推進協議会および本協議会メンバが実施する実証実験で利用されることとなりました。今後、当社としましては、本協議会においてFDMLを利用した製造支援技術の普及を進めていくこととともに、機械工業界各社とアライアンスを進め、具体的導入を推進してまいります。

3.ご利用例

【FAオープン推進協議会】(敬称略)
FAオープン推進協議会の「ネットワークを活用したものづくり支援サービス専門委員会」の実証実験では本サービスを利用して、(財)機械振興協会技術研究所(東京都東久留米市 所長:梶村皓二)及び豊田工機株式会社(愛知県刈谷市 代表取締役社長 大西匡)にある工作機械等の遠隔監視を実施します。

ご利用例:FAオープン推進協議会
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【株式会社メインテック、ロジカル株式会社】(敬称略)
機器等の遠隔監視に加え、CADソフト、DNC(数値制御工作機械)ソフトのASPサービスや、複数事業所間等での電子図面等の共有化も可能です。

ご利用例:株式会社メインテック、ロジカル株式会社
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4.今後の展開

FAオープン推進協議会の実証実験の評価・検証結果を踏まえ、ものづくりに係わる産業界の国際競争力の向上に貢献するとともに、機械工業界以外の生活分野、ビルメンテナンス分野、環境分野、化学プラント・防災システム等の大規模施設の分野にもビジネス領域を拡大していきます。

[参考1]用語の解説

  1. FDML(Field Data Markup Language)
    機器等から出力される情報の記述方式の一つで、従来の記述方式をこのFDMLに変換できる点に特徴があり、かつ出力された情報に時刻が刻印されるため、機械メーカ毎の異なる方式や新旧の機械を意識することなく機器等の状態把握や故障原因分析が出来るようになる。
  2. エージェント(agent)
    ユーザーがいちいち指示を与えるのではなく、場面に応じて一連の作業を自動的に行なうことが可能なソフトウェアシステムを指す。
  3. プラットフォーム
    主にソフトウェアを実行するために必要な環境を言い、OS、ミドルウェア、ハードウェア、またはそれらを合わせたものを意味する。NTTネオメイトで提供するプラットフォームは上記に、認証、ユーザ管理、アクセス制御、データ蓄積・管理、セキュリティ等の各種機能を総合的に兼ね備えた高機能な仕様となっている。
  4. メンテナンス事業者
    ユーザ設備のメンテナンスを行う企業。具体的には工作機械、製造設備、ビル設備、環境設備等のメンテナンス企業が対象。
  5. アプリケーション(AP)
    コンピューターを使って機械・設備の監視やメンテナンスをするために作られたプログラム。
  6. アプリケーション提供事業者
    機械・設備の監視やメンテナンス用のアプリケーションを開発・販売する企業。
  7. ストレージ
    デジタル情報を記録・保存するハードディスクや光磁気ディスク-ドライブなどの記録装置。
  8. データフォーマット
    データに設定される一定の記録形式。
  9. VPN
    インターネット上等で認証技術や暗号化を用いて保護された仮想的な専用回線を実現したネットワーク。
  10. CAD/CAM
    コンピューターを利用した機械・電気製品などの設計及び製造システム。

[参考2]サービス提供開始時の報道発表URL
http://www.ntt-neo.com/news/1211.html


ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表時のものです。
最新の情報と内容が異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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