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ニュースリリース

平成16年5月31日
株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト

国内初の無線LAN共用アクセスポイントサービス事業の開始について

株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト(本社;大阪市中央区、代表取締役社長;西村憲一、以下NTTネオメイト)では、駅や空港などの公共エリアでの無線LAN(※1)利用の普及拡大を更に推進していくため、1つの無線LANアクセスポイント(※2)に複数の無線LANサービス事業者を収容し、設置場所不足や電波干渉といった諸問題を解決し快適な無線LANのインターネット接続が可能となる国内初の商用化サービスを、大阪国際空港様及び西日本旅客鉄道株式会社様の主要駅での導入を幕開けに、平成16年6月7日(月)より提供開始いたします。

1.サービス開始の背景

無線LANサービスは、ユビキタス性(※3)が高い、新たな価値を生み出すことが可能な技術として注目され、最近では、各種無線LAN機器や無線LAN技術を組み込んだノートPCの出荷台数が増加するなど、無線LANサービス利用者数のより一層の増加が見込まれています。
その一方で,利用したいエリアに無線LANのアクセスポイント(以下、AP)が無い、またAPはあっても自分が加入している無線LANサービス事業者がそのエリアのAPに対応していないなどの理由から、無線LANサービスを利用できる場所が限定されるため、利用者からの不満が高まっています。
これは、一つの場所で、複数の無線LANサービス事業者が個別にサービスする場合、その事業者毎にAPを設置する必要があります。しかも、この方法では、APなどの設置スペースの問題や無線LANサービス事業者同士の電波干渉によるデータ転送速度の低下、データ損失、受信距離の低下などの問題がありました。[図1]

図1 従来の無線LANサービス

図1 従来の無線LANサービス

そこで、NTTネオメイトでは、これらの問題を解決し、1つのアクセスポイントに複数の無線LANサービス事業者を収容する新たな無線LAN共用APサービス事業を展開することとしました。[図2(a)、図2(b)]

図2(a) 無線LAN共用APサービス事業

図2(a) 無線LAN共用APサービス事業

図2(b) ビジネスモデル

図2(b) ビジネスモデル

2.サービス概要

このサービスは、各無線LANサービス事業者が共用するAPと各無線LANサービス事業者の通信データを振り分けるためのスイッチ(以下SW)を、無線LANサービスを導入したいオーナの施設内に設置し、各無線LANサービス事業者の通信を各事業者のネットワークへ振り分けるサービスです。このサービスを利用する無線LANサービス利用者が無線LAN端末等を用いて共用APに接続した場合、契約している無線LANサービス事業者の通信網等に振り分けられ、インターネット接続などのサービスを受けることが可能となります。[図3]

図3 無線共用APサービス概要

図3 無線共用APサービス概要

3.サービスの特長

  1. 盗聴や不正アクセス等による情報漏えいの防止
    WEP(※4)、MACアドレス認証(※5)、IEEE 802.1X(※6)など最新のセキュリティ技術を採用し、通信の暗号化、ユーザ認証の強化による盗聴や不正アクセスの防止を実現しています。
  2. IEEE 802.11a(※7) 、IEEE 802.11b(※8)、 IEEE 802.11g(※9)全てに対応
    無線LANサービス事業者のサービスで主に用いられているIEEE 802.11a、IEEE 802.11bと最大54Mbpsの通信が可能でIEEE 802.11bと互換性を持つIEEE 802.11gにも対応しています。
  3. 普段の設定のままで無線通信が可能
    このサービスで無線LANサービスを利用されるお客様は、普段お使いの端末(ノートPCやPDA(※10)など)の環境設定を変更する必要がありません。
  4. テナント等の利用も可能
    無線LANサービス事業者だけでなく、このサービスを提供するエリアのテナントも無線LANによる社内ネットワークへの接続が可能となり、POSシステムや社内業務等でご利用いただけます。

4.サービス開始日

平成16年6月7日(月)

5.サービス提供予定エリア及び接続予定無線LANサービス事業者

大阪国際(伊丹)空港(6月7日提供開始)
〜大阪国際(伊丹)空港接続予定事業者※〜

西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)

〜JR西日本主要駅接続予定事業者※〜

※今後、接続無線LANサービス事業者の拡大を予定しております。

6.今後の事業展開

空港や鉄道の主要駅、図書館など公共性の高い施設、ホテル、商店街等への営業を展開していきます。また、最寄駅の時刻表や周辺情報等のエリアに特化した情報を提供するホームページサービスもあわせて展開していきます。

用語解説

※1 無線LAN:
無線通信でデータの送受信をするLANのこと。 無線LANを行うためには、パソコンやPDA(※9)など各端末に無線LANカードなどを接続する要がある。 レイアウト変更が多いオフィスではLANケーブルの引き直しの度に多くの時間と費用が費やされるが、無線LANではこのような問題は生じない。
※2 アクセスポイント:
無線LANで端末間を接続する電波中継機。有線LANとの接続機能も持っている場合が多い
※3 ユビキタス性:
「遍在する」という意味のラテン語に由来している。身のまわりの電機製品や携帯電話、車などが、インターネットをはじめとする情報ネットワークに、いつでも、どこからでもアクセスできる環境を指す。厳密な定義は学術分野でも様々意見が分かれる。
※4 WEP:
Wired Equivalent Privacyの略。無線LANの規格である802.11に追加されたデータを暗号化する機能。暗号キーに40ビット長のデータを使う旧方式と、128ビット長のデータを使う新方式がある。
※5 MACアドレス認証:
公衆無線LAN利用者が使用する端末の無線LAN機器に一意に設定されている固有の番号(MACアドレス)をあらかじめ公衆無線LAN事業者側で登録しておき、利用者を識別し、認証する方式。登録されていない機器からのアクセスは全て拒否される。
※6 IEEE802.1X:
EAPというプロトコルを用いたデータリンク層での認証及び暗号化技術。IEEEにより、標準化されている。公衆無線LAN利用者がAPにアクセスする際、外部にある認証サーバ(RADIUSサーバと呼ばれる)が認証を要求する。その後、この認証を通過した利用者の端末は、暗号化されたデータで通信を行う。
※7 IEEE 802.11a:
5.2GHz帯の周波数を用いて、最大約54Mbpsの通信が可能な無線LANの規格。
※8 IEEE 802.11b:
2.4GHz帯の周波数を用いて、最大約11Mbpsの通信が可能な無線LANの規格。
※9 IEEE 802.11g:
2.4GHz帯の周波数を用いて、最大54Mbpsでの通信が可能な無線LANの規格。同じ周波数帯を使用しているIEEE 802.11bの上位規格であり、互換性がある。
※10 PDA:
Personal Digital Assistanceの略。個人用の携帯情報端末で一般的には手のひらに収まるサイズの電子機器で、液晶表示、ペン入力、外部データ利用などの機能を備えており、バッテリ(電池)で駆動するもの。

ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表時のものです。
最新の情報と内容が異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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