> > > 日本初の“かしこい”コンセント・ブロードバンド回線・携帯電話による 一般家電製品のリモートコントロールサービス

ニュースリリース

平成17年7月19日
株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト
東京工科大学
株式会社ブイキューブブロードコミュニケーション
株式会社冨士精密

日本初の“かしこい”コンセント・ブロードバンド回線・携帯電話による 一般家電製品のリモートコントロールサービスの実現
〜大学発ベンチャーの技術を活用した「u-コンセントサービス」フィールドトライアルの実施〜

株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト(以下、NTTネオメイト、本社:大阪市、代表取締役社長:西村憲一)、株式会社ブイキューブブロードコミュニケーション(以下、VBC、本社:東京都目黒区、代表取締役社長:間下直晃 ※慶応大学発ベンチャー企業)、株式会社冨士精密(以下、冨士精密、本社:大阪府豊中市、代表取締役社長:和田博行)の3社は、東京工科大学の松下温教授・伊藤雅仁講師が発明した技術特許*1を基礎に、工事をしたり家電製品を買い換えることなく既存の一般家電製品を“かしこい”コンセントを介して家庭内でネットワーク化し、ブロードバンド回線と携帯電話などを組み合わせてリモートコントールを実現する家電コントロールサービス「u-コンセントサービス(仮称)」を開発し、日本初のフィールドトライアルを10月より開始します。

また、トライアル開始に伴い、「u-コンセントの遠隔制御システムなど*2」についてのビジネスモデル特許申請を行いました。

*1)「電気機器の遠隔検出方法及び遠隔制御方法並びに遠隔制御システムと、これに用いるコンセント」(出願番号200221118 公開番号 2003259569)
*2)「電気機器の遠隔制御システム並びに遠隔制御用情報の登録、提供及び確認方法」

1.背景と目的

近年、携帯電話やブロードバンド・インターネット環境が急速に普及し、様々なサービスへの応用が期待されています。中でも、「安心・安全」「快適・便利」な生活環境を実現する手段として、IT、ブロードバンドを活用した情報家電サービスへの関心が高まっています。

オプションサービス「ダイヤルインサービス」着信例

しかし、情報家電サービスを利用するには、ネットワーク機能を搭載した情報家電に買い換える必要があります。また、ネットワーク対応製品には、現在利用中の家電製品と同程度の操作性とコスト性が要求されますが、メーカー各社は魅力的な製品を検討・模索している状況です。このような理由により、関心の高さの割には、情報家電サービスは市場へあまり浸透・普及しておりません。

一方、家電製品が使用中に消費する電流値、電流波形が機種・メーカーで異なる特徴をもつことから、これらの数値を把握し個体識別する方法を、松下温・伊藤雅仁両氏が慶応義塾大学在籍中に研究開発及び特許出願し、東京工科大学移籍後も改良に取り組んでおりました。 この技術をベースとした家電コントロールサービスについて、慶応義塾大学が支援するベンチャー企業で、松下温氏の研究室に在籍していた間下直晃氏が代表取締役を務めるVBCが事業展開を模索するとともに、ビジネス展開パートナーを探しておりました。

NTTネオメイトグループは、NTT西日本の設備系グループ会社として設立され、西日本エリアの情報流通基幹ネットワークの構築・保守・運用実績を、お客様システムの構築受託・運用保守アウトソーシング事業にも展開するとともに、全国約400のサービス拠点、年間1000万回に及ぶお客様とのコンタクトの機会を活かしたブロードバンドサポートサービスを展開しております。ブロードバンドの世帯普及率が約3分の1に達する中、ブロードバンドを活用した情報家電サービスの開発・展開を検討しておりました。

冨士精密はゆるみ止めナットの総合メーカーで、50%を超える国内シェアを有するとともに、NASAのスペースシャトル搭載機器や本州四国連絡橋に採用されるなど、その技術力は非常に高い評価を得ております。一方で、更なる飛躍を目指し、ナット以外の事業ドメインを模索しておりました。

今回、「ITをベースに家電製品のネットワーク化・情報装備化を図り、安心・安全・快適な社会の実現に貢献したい」との各者の思いが一致し、「家電コントロールサービス(u-コンセントサービス)」の事業化に取り組むことに合意しました。

2.「u-コンセントサービス(仮称)」の概要と特徴

(1)システムの概要

家電製品のデータを保存する「ASPサーバ」と家電コンセント「u-コンセント」とをブロードバンド回線を介して接続。携帯電話などから「ASPサーバ」へアクセスし、「ASPサーバ」から「u-コンセント」や「赤外線送信機」にコントロール信号を送信することにより遠隔操作を行います。システム構成は以下に示します。

オプションサービス「ダイヤルインサービス」着信例

(2)システムの特徴

  1. 使用機器の電気特性(使用電流値、電流波形など)を「u-コンセント」で把握し、「ASPサーバ」に転送。
  2. 「ASPサーバ」は転送されたデータと既に蓄積しているデータを比較し、どのような家電製品がどこの「u-コンセント」に接続されているかを判別。
  3. 携帯電話、出張先のパソコンなどから「ASPサーバ」へアクセスし、該当のコンセントに接続された家電製品の電源ON/OFFを実施。(電熱関連機器はOFF機能のみに限定)
  4. 「赤外線送信機」によるコントロール(温度調整、チャンネル変換など)も可能。
  5. 携帯電話、出張先のパソコンから、家電製品の状態(ON/OFF、動作状況確認、など)の把握が可能。
  6. 「ASPサーバ」を共用することにより、安価にサービス提供が可能。
  7. 堅牢な個人識別および暗号通信技術の採用。

3.トライアルの概要

大阪府内の既設マンションに居住する方々にご協力をいただき、利用中の家電製品と「u-コンセント」などによるリモートコントロール実証実験を行い、機器の動作性の検証、活用方法、使い勝手、利用料金などの事業化に向けた意見収集および対策実施を行います。

(1)検証内容

  1. 機器の動作性の検証
  2. 機器の操作性の検証
  3. 利用者ニーズの検証
  4. サービス提供上の課題把握、対策実施

(2)トライアルフィールドと規模   大阪府内のマンション:全100世帯

(3)トライアル期間   平成17年10月から3ヶ月程度(予定)

4.各社の役割分担

5.今後の展開

トライアル結果を踏まえた上で、コンセントの小型化・軽量化などの改良を加え、平成 18年3月から商用サービスとして提供する予定です。

各者は、日本初の本サービス実現に向け、それぞれがもつネットワーク技術力、ソフト開発力、製造技術力のコラボレーションを図るとともに、今後、ITをベースとしたサービス・商品の開発展開において多方面で協業していきます。

【参考】トライアル用試作機および標準設置例(写真)

オプションサービス「ダイヤルインサービス」着信例

【補足】

株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト(NTTネオメイト)
所在地:大阪府大阪市中央区内本町2丁目2−5
代表者:代表取締役社長 西村憲一
URL:http://www.ntt-neo.com/

株式会社ブイキューブブロードコミュニケーション (VBC)
所在地:東京都目黒区上目黒2-9-1中目黒GS第1ビル5階
代表者:間下直晃(CEO)
URL:http://www.vcube.co.jp/ [別ウィンドウ表示]

株式会社冨士精密
所在地:大阪府豊中市利倉3丁目14番15号
代表者:代表取締役社長 和田博行
URL:http://www.fun.co.jp/ [別ウィンドウ表示]


ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表時のものです。
最新の情報と内容が異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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