> > > ユビキタス技術を活用した先進の観光ナビゲーションシステムのトライアル開始について

ニュースリリース

平成17年12月13日
西日本電信電話株式会社
株式会社エヌ・ティ・ティ マーケティング アクト
株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト

ユビキタス技術を活用した先進の観光ナビゲーションシステムのトライアル開始について〜高知城を舞台にした『お城下なび』を1月8日から開始

西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)と株式会社エヌ・ティ・ティ マーケティング アクト(以下、NTTマーケティング アクト)、株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト(以下、NTTネオメイト)の3社は、無線ICタグ※1等のユビキタス技術を活用した先進のユビキタス観光ナビゲーションシステムに関するトライアル(以下、本トライアル)を開始します。

本トライアルは、高知県、高知市、財団法人高知県観光コンベンション協会、社団法人高知市観光協会、大河ドラマ「功名が辻」高知県推進協議会、土佐観光ガイドボランティア協会の後援の下、高知城を舞台に「お城下なび」と称し、平成18年1月8日(日)から開始いたします。

1.背景・目的

地方自治体をはじめとする各地方公共団体等では、地域活性化を実現する主要な政策として観光復興を取り上げ、各地で積極的な取り組みがなされているところですが、一方では、観光客の見学ルートの設定や観光客を誘致する魅力的なコンテンツ等の提供体制の整備、多様化するニーズへの対応等、様々な課題を抱えているのが現状です。

このような中、NTT西日本とNTTマーケティングアクト、ならびにNTTネオメイトの3社は、地域の観光振興における課題を解決するため、ブロードバンド回線や無線ICタグ、ボイスユビーク※2、メッシュ型無線LAN※3等のユビキタス技術を組み合わせた新しいシステムを検討してまいりました。

その結果、誕生したシステムが、今回トライアルを実施するユビキタス観光ナビゲーションシステム(以下、本システム)であり、本システムおよび本システムを活用したビジネスモデルの有効性や技術課題等を検証するため、高知県の高知城をフィールドとしたトライアル『お城下なび』を実施することとなりました。

2.トライアルの概要

本トライアルでは、高知城を訪れた観光客に「よさこい祭り」で使われる鳴子(なるこ)の形をした無線ICタグおよびボイスユビーク内蔵の音声ガイド端末を貸し出します。高知城内には音声ガイド端末に対して赤外線を通じて観光情報を送信する音声送信機と映像端末を設置しており、観光客には城内の史跡を巡りながら、音声送信機から送られる各史跡の紹介情報等を音声ガイド端末を通してお楽しみいただきます。

また、音声ガイド端末を、城内5ヵ所に設置してある映像端末にかざすことで、映像による観光情報をお楽しみいただくとともに、映像端末に表示されるキーワードを集めてまわるというポイントラリーもお楽しみいただきます。

一方、本システムの運営側は、城内に設置してある音声送信機や映像端末をブロードバンド回線やメッシュ型無線LANで接続することにより、映像・音声コンテンツの管理や稼動状況、観光客の動線把握等を遠隔から実施いただきます。(システム提供イメージは別紙)

NTT西日本グループ3社は本トライアルを通じて、地域の観光振興における新しいビジネスモデル、ならびに本システムにおける技術的検証や管理・運用面での検証等を実施します。

(1)実施期間
平成18年1月8日(日)〜3月26日(日) 9:00〜17:00
(2)実施場所
高知城史跡各所
(県立文学館、山内一豊像、山内一豊の妻像、高知城詰門、高知城天守閣)
(3)検証内容
  • 本システムの技術課題の抽出
  • システム管理・運用面等の課題抽出
  • 観光客、自治体等のユーザニーズ把握

3.本システムの主な特長

  • 無線ICタグとボイスユビークを活用することにより、利用者(観光客)に対し、見たいもの、知りたいものの前で音声ガイド端末を耳にかざすという簡単な行為だけで観光情報を提供することが可能です。
  • 無線ICタグの活用により、観光客にポイントラリー等を楽しんでもらいながら、自治体側は観光客の動線分析等、魅力ある観光地づくりのためのデータ収集が可能となります。また、観光客の属性(来訪回数、性別、年齢等)に応じたコンテンツを個別に提供することが可能となります。
  • メッシュ型無線LANネットワークの構築により、アクセスポイントの追加が容易で観光地の広範囲なユビキタス化が低コストで実現可能です。
  • 観光地のユビキタス化を実現することにより、屋外でのインターネット接続をはじめ、その他のネットワーク対応の機器およびシステムを組み合わせることで様々なアプリケーションを展開できます。

4.各社の役割

NTT西日本所
ブロードバンドサービスの提供、ビジネスモデルの検討、トライアル企画・運営
NTTマーケティング アクト
トライアル企画、マーケティング調査、運営支援
NTTネオメイト
システムの構築・保守、フィールド検証、運営支援

5.トライアル参加受付

本トライアルへの参加については、現地にて受付をいたします。 参加者の皆さまには、受付時に無線ICタグ内蔵の鳴子型音声ガイド端末を貸し出しします。

(1)受付場所
高知県立文学館 1F特設受付(住所:高知県高知市丸ノ内1−1−20)他*
*詳しくは、以下のURLを参照してください。
NTT西日本 高知支店『お城下なび』トライアル用ホームページ
http://www.ntt-west.co.jp/shikoku/kochi/tri/ [別ウィンドウ表示]
(2)受付期間
平成18年1月8日(日)〜3月26日(日) 9:00〜16:00

6.今後の展開

今回のフィールドトライアルで得た結果を踏まえ、今後も観光地等のユビキタス化に向けたシステムの開発を行うとともに、観光地以外でのフィールドでの活用方法についても検討していきます。

<注>

※1 無線ICタグ
無線ICタグとは、ICチップとアンテナから構成される小型装置です。「電子タグ」、「RFIDタグ」などとも呼ばれています。無線ICタグは、電池を内蔵しないパッシブ・タグと電池を内蔵するアクティブ・タグの大きく2つに分類できます。パッシブ・タグは、リーダーから送られてくる電波をアンテナで受け、その電波から電気を起こし、その電気でICチップの情報を読み取り、アンテナから電波に乗せてリーダーに送ります。アクティブ・タグは、自ら電波を発信し、レシーバでその電波を受信します。電池を搭載しないパッシブ・タグに比べて読み取り距離が長いのが特長です。
※2 ボイスユビーク
ボイスユビーク(VoiceUbique)とは、NTTマイクロシステムインテグレーション研究所が開発した1ビット量子化伝送技術を用いた新たな赤外線ワイヤレス音声送受信ユニットです。受信機は音声処理回路の超小型化の実現により、様々な形状の受信機に対応が可能です。また、超低消費電力化により、従来の方式に比べ使用時間を飛躍的に増大し、小型コイン電池で連続使用時間55時間、待ちうけ400日を実現しました。送信機も消費電力が0.5Wと小さく、形状も小型で設置が容易なことが特長です。
※3 メッシュ型無線LAN
メッシュ型無線LANとは、広いエリアに設置した複数のアクセスポイントが互いに無線でパケットをやり取りする技術をいいますこの技術を利用することにより、バックエンドとなるインターネットなどへのアクセス回線が減り、低コストで広い範囲の無線LAN網を構築でき、さらに、障害に強くなります。
ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表時のものです。
最新の情報と内容が異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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