AQStage ネットワーク導入事例

大津市 様

大津市さま

事例概要

大津市様は、働き方改革の一環としてテレワークを導入し、電子決裁の迅速化や時間外勤務の削減、職員のワーク・ライフ・バランスの実現などの成果を挙げている。テレワークの実施にあたって不可欠となるセキュアかつ快適な通信環境を支えているのが、NTTネオメイトの「AQStage ネットワーク モバイルアクセス」だ。

導入背景

「職員の減少や多様な働き方を見据え、働きやすい環境の整備と生産性の向上をめざす」

大津市 総務部 小西 元昭 働き方改革監
大津市 総務部
小西 元昭 働き方改革監

大津市 総務部の小西元昭働き方改革監は「人口減少に伴い税収も減少していく中、少ない職員数で住民サービスの維持・向上を実現していかなければなりません。そのためにも、個々の職員にとって働きやすい環境を整備するとともに、生産性の向上を図ることが重要なポイントでした」と取り組みの背景を語る。

「時間外勤務のない職場」「いきいき働ける職場」の実現に向けモバイルワーク・在宅勤務の導入へ

ボトムアップ型で働き方改革を進めたいとの思いから、若手職員を中心とするワーキングチームを組織し、人事課も含めた約半年間の議論を経て2017年11月、働き方改革アクションプランを市長に提案。「時間外勤務のない職場」「いきいき働ける職場」をめざす上で浮上してきたのがテレワークだった。

アクションプランでは、「時間外勤務のない職場」の実現に向けて、外出先でも仕事ができるモバイルワークの導入が提案された。「最先端行政を担う市役所の業務は、境界の確認をはじめとする用地関連業務や、市民との訪問面談など、現地へ赴いて行う仕事も多いことから、機動力が求められ、業務の効率化という観点からも現場で庁内ネットワークにセキュアにアクセスできる端末が必要でした」(小西働き方改革監)

一方、「いきいき働ける職場」の実現に向けては、育児・介護などと仕事との両立を後押しする在宅勤務の導入が提案され、職場のデスクと同様の環境を自宅にもつくり出すことが求められた。

選定理由

事前検証で実際にテレワークを体感

大津市 総務部 人事課 育成グループ 鹿島 良平 グループリーダー
大津市 総務部 人事課 育成グループ
鹿島 良平 グループリーダー

テレワーク導入の検討を進める中、「既存ネットワークの構築を担当したNTT西日本に相談したところ、NTTネオメイトをご紹介いただき、市役所の業務におけるテレワークにはどのようなシステムが必要なのかといった相談に乗ってもらいました。事前検証が可能ということで、実際にサービスを体感させてもらえたことはとてもありがたかったですね」と、人事課 育成グループの鹿島良平グループリーダーは振り返る。

総務省の指針に準拠した強固なセキュリティ

検討にあたって特に重視したのはセキュリティ面。NTTネオメイトの「AQStage ネットワーク モバイルアクセス」は、インターネットやWi-Fiを経由しない閉域網接続であり、セキュリティレベルが高い。

利用方法として、庁内PCのデスクトップ環境を持ち出し用のリモート端末から遠隔で操作する「リモートデスクトップ方式」を採用。この方式は、リモート端末には一切データが残らず、万一の紛失や盗難の際にも情報漏えいの危険性が低いセキュアな環境を、比較的安価に構築できる利点がある。

総務省の「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」にも準拠しており、「LGWAN(総合行政ネットワーク)を無線環境で使用するのは初めてでしたが、安心して接続することができました」(鹿島グループリーダー)。

  • ベストエフォート型のサービスであり、一定の通信速度を保証するものではありません。モバイルサービスは周囲の電波環境により通信できない場合があります。

通信速度や操作性について ストレスなく利用できることを確認

事前検証では、通信速度や操作性を確認した。鹿島グループリーダーは「リモートでアクセスするため、通信でストレスを感じると使われなくなってしまいます。そこで、山間地などさまざまな環境で試し、不都合はなかったことから、これなら快適に利用できると確信できました」と話す。

操作性に関しても「簡単に接続できないと、煩わしくなって使われない可能性があります。利用する都度、持ち出し用リモート端末にUSBモデムを挿入する方法で試していたのですが、『幅広い年齢層の職員が利用することを考慮すると煩雑ではないか』という声がありました。NTTネオメイトに相談したところ、持ち出し用リモート端末にあらかじめSIMカードをセットしておく方法をご提案いただき、これによってクリアすることができました」(鹿島グループリーダー)。

自ら事前検証に参加した小西働き方改革監は「4G回線を利用しているため、山間地などであっても、携帯電話のカバーエリアであればストレスなく利用できました」。自身が登庁していなくてもリモート端末から電子決裁を行うことが可能となり、部下の仕事が進んでいくという効果も実感したという。

導入効果

モバイルワークを経験した職員全員が業務の効率化を実感

大津市様はテレワーク導入のためのICT環境を「リモートデスクトップ方式」によって構築。2018年12月から10の所属でモバイルワークを開始した。モバイルワークにより、メールを確認するためにわざわざ帰庁する必要もなくなった他、新幹線の車内でもアクセスできるため、出張の移動時間も有効活用できるようになったという。アンケートでは、利用者全員が業務の効率化を実感していると回答した。

特に効果が顕著なのは協議・会議が多い所属。例えば各現場に出向いて相談業務を行っている所属ではこれまで、日中に現場を回って各種の相談に対応し、帰庁後、メモを基に議事録をまとめていた。モバイルワークを活用することで、その場で議事録の作成が可能となり、時間外勤務の削減につながっている。

工事現場を持っている所属では、庁内サーバーに保存している各種資料を現場事務所から確認できるようになり、膨大な図面を携行する必要がなくなった、との評価を得ている。

在宅勤務でワーク・ライフ・バランス

大津市 総務部 人事課 職員支援室 藤原 友佳子 主査
大津市 総務部 人事課 職員支援室
藤原 友佳子 主査

2019年1月からは公募に応じた子育て中の男女8人の職員が在宅勤務を試験的に実施。小学生2人の子どもを育てながら働く人事課 職員支援室の藤原友佳子主査は「これまではちょっとした学校行事でも休暇を取らなければ参加できませんでした。学級閉鎖の日などは、外出できなくても時間の余裕はあります。在宅勤務はそんな細切れの隙間時間を有効活用できるのでありがたいですね」と話す。

システムの使い勝手については、職場のパソコンと同じ環境が、自宅に持ち帰ったリモート端末に反映されるため、資料のファイルも探しやすく、日常業務を行う上で困ることはほぼないという。

在宅勤務は2019年度にあらためて公募し、現在は13人が登録して活発に利用している。週に3日間、在宅勤務を利用する職員もおり、鹿島グループリーダーは「新しいワークスタイルが見えてきました」と手応えを感じている。

在宅勤務で育児と仕事を両立
在宅勤務で育児と仕事を両立

採用活動においても、テレワークや在宅勤務は学生からの注目を集めており、採用説明会でも質問が多いという。「公務員も人材獲得競争が厳しい中、他の市よりも先進的な取り組みにチャレンジすることで、大津市役所の魅力を一つ生み出せたのではないかと考えています」(鹿島グループリーダー)

今後の展望

職員の働き方改革が市民サービスの向上につながる

こうした職員からの高評価を受けて、大津市様は2019年9月、テレワーク用のリモート端末を45台増設。部長級職員や市長協議の多い主要課長に配布することにより、電子決裁の迅速化につなげ、市長からの指示もリアルタイムで受けられるようにする他、会議の場に端末を持ち込むことで、答弁の際に最新の資料を参照できるようにし、ペーパーレス化にもつなげていく。また、モバイルワーク実施所属を倍増し、さらなる業務の効率化をめざす。

鹿島グループリーダーは「今回は、導入の容易さやコスト面からリモートデスクトップ方式を選択しましたが、理想はシンクライアント端末による仮想デスクトップ方式だと考えています。技術はどんどん進化していくので、NTTネオメイトにはいろいろと相談に乗ってほしい」と期待を寄せる。

小西働き方改革監は「市役所の職員が効率よく働けば、充実したサービスを迅速に提供できるようになり、市民にとってプラスになります。行政サービスの質の維持・向上につながるテレワークが実現できたのは、使い勝手の良い端末と、セキュアで快適な通信システムのおかげです。画面の表示や遷移がスムーズでなければ、業務のストレスを感じてしまい、働きやすい環境は築けません。電子市役所を推進し、内閣府が提唱するSociety5.0の世界を実現するためにも、NTTネオメイトには高品質な通信システムの整備を期待しています」と話している。

大津市

人口
34万3,349人(2019年8月1日現在)
面積
464.51㎢(2014年10月1日現在)
職員数
2,343人(2018年4月1日現在)
概要
琵琶湖の南西部に位置する滋賀県の県都。古くから京阪神と東海や北陸を結ぶ交通の要衝として栄えてきた。2009年4月、中核市に移行。2019年3月には今後5年間の情報化の指針「大津市デジタルイノベーション戦略」を策定し、AIやRPAの活用を主軸としてさらなる電子市役所の実現に向けた取り組みを推進している。
URL
https://www.city.otsu.lg.jp/
大津市

営業担当者から

強固なセキュリティを担保しつつパフォーマンスも両立できる提案を実施

(左から)NTTネオメイト ITビジネス本部 ネットワークサービス推進部 吉村 智之 NTT西日本 京都支店 神野 国郎 NTT西日本 京都支店 長谷部 巧
(左から)
NTT西日本 滋賀支店 岸 勲
NTT西日本 滋賀支店 加納 功一
NTTネオメイト ITビジネス本部 檞本 政二

大津市様ではこれまで働き方改革の推進によるワーク・ライフ・バランスの実現にも取り組んでこられました。LGWAN(総合行政ネットワーク)を無線環境で使用することは今回が初めてであり、セキュリティの担保に関しては極めて慎重でした。そこで、大津市様および総務省の情報セキュリティポリシーに関するガイドラインを満たし、かつパフォーマンスも両立できる提案を行いました。今後も職員の皆様が在宅勤務やモバイルワークをよりスムーズに実施できる環境を提案していきます。

「AQStage ネットワーク モバイルアクセス」は、セキュアなモバイルワークを実現したい自治体様などにお勧めです。導入に向けては無料で事前検証ができますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

NTTネオメイト ITビジネス本部 ネットワークサービス推進部
TEL 06-6450-5890
e-Mail info-aqstagenw-neo@west.ntt.co.jp